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児童養護施設を取り巻く環境についてのアンケート
札幌羊ヶ丘養護園卒園生の文集
施設からの育ちと社会的自立
私は施設に入所し生活するなかで、「人として尊ばれ、社会の一員として重んぜられる」べき、 たくさんの子どもが虐待の被害にあっているという事実、大学全入時代といわれるこの日本で、 児童養護施設出身者の大学、短大等への進学率は10%にも満たず、多くの卒園生が、家庭も経済的な支えもなく、 高等教育に進学する機会も少ないままに、社会へと旅立たなければならないという現実を前にし、 専門教育を受けたいとの思いを強くもち、私は児童福祉を学ぶために、大学に進学するに至りました。
現在、私は当初の志を胸に、この4月から子どもの権利を護り、支えていく職業への第一歩を踏み出そうとしています。 そして、この羊ヶ丘養護園へ入所したいた間はもちろんのこと、卒園してからも支えてくださった施設の先生や地域の方々、 ボランティアの方々、後援して下さった様々な人達に支えられながら、今、私は私の人生を歩み始めているのだと実感しています。
ありがとうございました。(卒園生O・Sさん)
「こころのよりどころ」
羊ヶ丘養護園はどういうところ?
と、もし誰かに聞かれたら
「心の痛みを抱えた子ども達があたたまっていくところ」
と私は答えたいと思います。

当たり前に与えられるはずの愛情を与えてもらえない子ども、
自分の存在意義がわからない子ども、
突然闇に放り込まれた子ども
そんな子ども達がここ羊ヶ丘養護園でいろんな事や物、
人を通じて大きくなり
自信をもち、勇気を手に入れていく場所。

それはもしかすると、
羊ヶ丘養護園がそんな場所であって欲しいという自分の願望が
強くあるかもしれません。

私自身、社会に出て世間一般でいう「普通」の人よりも
超えなくてはならないハードルが多々あり、
自分の運命が嫌になることもありました。

今羊ヶ丘養護園にいる子ども達が、
どんな逆境が訪れようとも、そんな試練を乗り越え、
自分の中の不安を勇気に変え、自分の運命を受け入れて、
希望を忘れることなく生きていける
そんな生き方が出来る人になって欲しいと
心から願うと同時に、自分自身が卒園生を代表して、
そんな生き方が出来る人間になりたいと思っています。(卒園生Mさん)
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